テレアポを行うメリットを知って導入検討しよう!
テレアポのメリット性を知ることで導入を効果的に!
昨今多くの企業が注目しているテレアポ。売上アップ、新規顧客の開拓など様々な目的の為に既に導入している企業もあれば、導入に向け検討を重ねている企業も多く存在します。しかし、スマートフォンの普及によりインターネット上での集客が容易となった今、再びテレアポを行う意味はあるのかと疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。実際SNSなどのインターネット集客が確立され、人手がかかるテレアポを前時代的とみなす風潮があったので、今更と思う方は多い筈です。
テレアポを導入する為には、こう言った疑問を抱く社内の人達を説得する必要があります。その為の手段として、テレアポを行う事で得られるメリット性を理解しておく事は、非常に重要になります。まずメリット自体を有効な説明材料として活用する事ができます。テレアポはインターネットでの集客とはどの様に異なるのか、何が特徴でどう言った効果が期待できるのか。インターネット集客と比較し、テレアポが優れている点や独自のメリットを説明する事ができれば、テレアポ=前時代的とみなす人々の意識を変えるきっかけになるでしょう。
また、これらのメリット性を営業職が理解しておく事で、導入後の運用もスムーズになります。テレアポを行う目的、どういった層がターゲットになっているのかを把握すれば、実際に業務を行った際にイメージと違う、想定していた結果が得られないと言ったトラブルを回避しやすくなります。試験運用にせよ、本格導入にせよ、成果が出なければ意味はありません。社内の理解を得て確かな成果を出す為にも、テレアポのメリット性を把握し、効果的に導入・実践していく必要があるのです。
この記事では、テレアポの導入をより効果的に行うべく理解しておきたいメリット性を紹介していきます。
テレアポを行うメリット①:発信ベースで顧客を捕まえるのでニーズが高い
まず、顧客の関心度が高いと言うメリットです。テレアポは企業側からターゲットリストをもとに架電をし、紹介する商品やサービスに対してさらに詳しい説明をする為に相手側からアポイントを貰います。つまりアポイントを獲得できた企業ないしは個人=商品・サービスに興味がある見込み顧客とみなすことができるのです。
そう簡単に言い切って良いのかと思われるかもしれませんが、ご自身に置き換えて想像してみてください。ある日、急に電話がかかってきて見ず知らずの人から商品・サービスの紹介があり、より詳しく説明したいので時間を頂きたいと言われます。その際、全く興味が無い商品・サービスの場合だと、更に時間を作ってまで話を聞く気になりますか?多くの人は、興味が無いのでと断るでしょう。忙しい人の中には、営業の電話だと分かった瞬間に切電する方もいらっしゃるかもしれません。なので、強引な架電をしていない限り、アポイントが獲得できた企業ないしは個人=商品・サービスに興味がある見込み顧客とみて間違いはないでしょう。
しかしここで問題になるのが、アポイントの質です。先ほど「強引な架電をしていない限り」と述べましたが、まさにそこが問題で、テレアポは単にアポイントを獲得すれば良いというものではないのです。アポイントには4つの種類が存在し、①挨拶・名刺交換だけでもと時間を貰ったもの②商品・サービスの説明を聞くだけでいいからと時間を貰ったもの③概要を説明した上で、相手側から詳細をと願われて時間を貰ったもの④概要説明と簡単な資料を渡した上で、相手側から詳細をと願われて時間を貰ったものに分けられます。文字にすると、①②と③④の間には顧客の関心と言う点において大きな差があることが分かります。営業職の目標は成約数を伸ばす、売上を伸ばす事なので、求められる成果は自ずと③④の商談に繋がる角度の高いアポイントになります。①②も時間はかかりますが商談に繋がるケースもある為、無駄足ではありませんが、あまりにも強引な架電はクレームや企業イメージの悪化に繋がってしまいます。故に、基本的に求められているアポイントは商談ひいては成約につながる角度の高いアポイントであり、それが見込み顧客にカウント可能と言う事ができるのです。
この様に適切なテレアポを行い獲得したアポイントは、紹介する商品・サービスに興味がある顧客であり、商談に繋がる角度の高いものだと判断することが可能です。また企業側から動いて獲得するものなので、匿名性の高いインターネットとは異なり悪戯や詐欺などに引っかかる可能性が極めて低い事も重要なポイントという事ができるでしょう。
テレアポを行うメリット②:W広告とは異なるユーザー層を獲得できる
次のメリットは、テレアポを支持する上で外す事のできないものです。インターネットが当たり前の物になった社会でテレアポを行う最大のメリットは、できる事が異なるからに他なりません。その最大の特徴が、獲得できるユーザー層なのです。
例えば最近の話題を挙げると、新型コロナウイルスのワクチン接種が一番良い事例と言う事ができるでしょう。政府主導でワクチン接種のインターネット予約を推奨していましたが、高齢者の多くが電話で予約するか、家族に手伝ってもらってインターネット予約をしていました。中には電話が繋がらず、インターネットはよく分からないからと会場に直接出向く人まで出現し、当時は大きな問題になっていました。街頭インタビューでも、スマートフォンの使い方が分からないから、難しくて途中で止めてしまったと言う声が連日放送されていました。この事からも分かる様に、現在の日本においてインターネットを全ての国民が活用できているかと問われると、ノーと言わざるを得ません。若者から中年層は日常生活や仕事でインターネット環境に触れていますが、高齢の方々は苦手意識を持つ方も多くいらっしゃるのが現実です。
つまりWB広告を出稿し集客できる層は、ネットに触れている若者から中年層に限られるのです。その中でも商品やサービスに興味がある人物しか集める事が出来ない為、更に数は少なくなります。テレビCMの様に莫大な費用が掛からず、確実に商品・サービスに興味がある人物と接触できる事は魅力的ですが、どうしてもアプローチできない年齢層が存在すると言うデメリットがインターネット集客には発生していたのです。
多くの企業が直面していた、このデメリットを解決できる手法こそがテレアポだったのです。テレアポは企業側が架電するターゲットを選定する事ができます。自社商品やサービスに興味があるか否かは当然ながら、年齢層、性別、企業であれば業界など、様々な要素を元にターゲットリストを作成する事が可能です。また、テレアポで接触したい高齢層は、家に固定電話を設置している場合が多い事も特徴です。その為、スマートフォンに架電するよりも相手と繋がりやすい環境にあります。まさにテレアポでアプローチをかけるには最適なターゲットという事ができるでしょう。
テレアポを行うメリット③:計画的に月間目標を達成できる
3つ目は目標達成に関するメリットです。テレアポは〇〇件架電して、□□件のアポイントを獲得できたと言う形で成果を把握しやすくなっています。その為、成果目標を設定しその目標に向けて稼働する事がインターネットより簡単にできるのです。
例えば月半ば頃に月間目標に対してテレアポの獲得数が想定よりも少ない場合は、ターゲットリストを変更する事や、架電数を増やす事など、アポイント獲得数を増やす為にオペレーションの変更が可能です。逆に目標に対してアポイント獲得が順調な場合は、テレアポ業務を一旦保留し商談の準備に力を入れる事もできます。
この様にオペレーションを随時変更し、月間目標の達成に向けて稼働ができる点は、自らが稼働するテレアポだからこそのメリットです。ネット集客で同じ事をやろうとしても、追加で広告出稿する必要性もさることながら、最終的には広告に接触したユーザーに委ねられてしまう為、企業側ではどうしようもありません。闇雲に出稿量を増やしてしまい、期待する成果が得られない、悪戯を受けてしまうなど、費用対効果に見合わない結果に終わってしまう可能性も否めません。この様な理由から、計画的に月間目標を達成する為には、オペレーションを変更し稼働できるテレアポが非常に有効な手段となり得るのです。
テレアポを行うメリット④:営業提案してもW広告のように比較検討されにくい
4つ目は成約率アップに直結するメリットという事ができます。インターネット集客は多くの人手を必要とせず、商品に興味のある顧客を集める事ができますが、多くの企業が同じように利用している為、検索すれば同類の商品・サービスの情報が大量に表示されてしまいます。企業が出している公式の情報の他にも、口コミサイトの評価やSNSでの評判など実際の使用者の感想まで入手する事が可能です。ユーザーにとって大変良い環境ではありますが、企業側からするとW広告で接触した自社商品・サービス以上に顧客自身に合った物があればそちらに流れていくリスクがあるのです。
これに対しテレアポは、アポインターが電話口で商品・サービスの概要を説明し、より詳しい説明を行うためにアポイントを獲得するべく顧客と会話を行います。顧客側は電話中に説明されている商品・サービスについて検索を行う余裕はないでしょうし、気になった事があればアポインターに直接質問すれば良いので、他社の商品やサービスと比較される機会が激減します。その結果、顧客の流出が減り、成約率のアップに繋がるのです。
テレアポを行うメリット⑤:比較されにくいので高額商品に向いている
前述のメリット④でも紹介しましたが、テレアポはW広告よりも顧客側が独自に比較検討しにくい営業ツールです。特に検索による比較が少なく、顧客と直接会話し商品の説明を行う事ができる為、高額な商品やサービスの営業も可能です。
また、テレアポでターゲットとされる個人の客層は、インターネットに接触が無い層である事が多いです。それは彼らがW広告では集客できない層である事からも、伺い知る事ができます。スマートフォンやCの操作に苦手意識がある、周囲にインターネット環境が無い、理由は様々ですが日本人の一定数がインターネットを活用できていないのです。そしてインターネットに苦手意識を持っている人物は、インターネットリテラシーが高くない事が往々にしてあります。インターネット環境に触れる機会が少ないので、学ぶ機会が乏しく身に着かない事が大きな理由と言えるでしょう。
しかしインターネットリテラシーが低い事は、SNSでの不用意な発言、記事のコメント欄で不適切な書き込みを行ってしまう以外にも、正しい情報を得られずデマや詐欺の被害に遭うと言ったトラブルに見舞われるリスクが存在します。また、これらのトラブルに遭遇してしまった方は、更にインターネット環境に対し苦手意識を持ってしまうので、気軽に検索をして類似商品の情報を調べようなどと思わなくなってしまいます。インターネットで独自に調べ比較検討をしない分、納得のいく説明を受けられるのならば金額の大小関係なく購入する人物が多い事も特徴の1つです。
以上の理由から、ネット環境に疎い層にはテレアポが有効な集客手段となり得るのです。そしてインターネットリテラシーが高くなく、率先して類似商品と比較検討すると言う概念が薄いからこそ、興味がある商品・サービスの話であれば詳しく聞いてもらう事ができます。その為、テレアポは高額商品を取り扱うに適していると言えるのです。
まとめ
テレアポは得られるメリットを把握しておく事で、導入から成果を得るまで効率よく運用する事ができます。
企業側からアプローチをかける為、ニーズが高い顧客の獲得が期待でき、W集客とは異なる客層の開拓が可能です。また架電数に対しアポイント獲得数として成果が見えるので、計画性を持った業務の遂行に貢献します。さらにテレアポは、インターネットとは違い比較検討される機会が少ない為、高額商品を取り扱う事にも適しています。
テレアポのメリットを理解し有効活用する事で、より良い成果を得る事ができるでしょう。